みなさん、こんにちは!
早いもので、2023年も4月を迎えました。
そして、4月と言えば…
そうです!いよいよあの熱い闘いが始まります…!
SUPER GT 2023 !!!
開催を心待ちにしていたファンも多いのではないでしょうか?
かくいう私もその1人です! 😀 笑
そこで今回は、2023年スーパーGTについて、レースの年間スケジュールや会場をご紹介するとともに、GT500クラス・GT300クラスそれぞれに出場するチーム・選手もチェック!
また、変更のあった規定についてもポイントを解説していきます!
2023年スーパーGTの年間スケジュールと会場を一挙紹介!
ラウンド | 開催日 | サーキット | 場所 | レース距離 |
第1戦 | 4月15日(土) 予選 4月16日(日) 決勝 |
岡山国際サーキット | 岡山県 | 300km |
第2戦 | 5月3日(水) 予選 5月4日(木) 決勝 |
富士スピードウェイ | 静岡県 | 450km |
第3戦 | 6月3日(土) 予選 6月4日(日) 決勝 |
鈴鹿サーキット | 三重県 | 450km |
第4戦 | 8月5日(土) 予選 8月6日(日) 決勝 |
富士スピードウェイ | 静岡県 | 450km |
第5戦 | 8月26日(土) 予選 8月27日(日) 決勝 |
鈴鹿サーキット | 三重県 | 450km |
第6戦 | 9月16日(土) 予選 9月17日(日) 決勝 |
スポーツランドSUGO | 宮城県 | 300km |
第7戦 | 10月14日(土) 予選 10月15日(日) 決勝 |
オートポリス | 大分県 | 450km |
第8戦 | 11月4日(土) 予選 11月5日(日) 決勝 |
モビリティリゾートもてぎ | 栃木県 | 300km |
以上、2023年SUPER GT は全8レースの開催予定となっています!
岡山で開幕戦。
富士と鈴鹿で2レースずつ開催され、SUGO、オートポリスと続きます。
そして最終戦はもてぎでの開催となっています。
昨年との違いは、レース距離が450kmと長めの設定になっているラウンドが増えたところですね。
(これについては「規定の変更」のところで後述させて頂きます。)
なお、チケットについては、第1戦岡山・第2戦富士は既に発売されています(※4月12日時点)。
第3戦鈴鹿は4月30日発売予定で、先行販売は4月24日となっています。
第4戦以降は販売日未定となっていますが、例年1~2か月前に販売開始となるようです。
個人的には、富士スピードウェイでのレースが楽しみですね~ 🙂
世界でも有数の1.5kmのホームストレートは迫力満点!
私の推しである立川選手の得意とするコースでもあります。
ポールトゥウィンを期待せずにはいられません。笑
また、「魔物が住む」と揶揄されるSUGOでは、毎年波乱なレースが展開されていて目が離せません。
解説サッシャさんの「魔物がいた!! やっぱりSUGOには魔物がいた!!」という気迫溢れた実況……今年も聞くことができるでしょうか?😊
サーキットの見どころはそれこそ挙げればキリがないくらいなので、詳しくは別の記事で紹介していきたい思います♪
2023年スーパーGTに参加するチームは?ドライバーは? GT500クラス・GT300クラス それぞれご紹介!
毎年、選手が交代となったり、スポンサーの交代によってマシンの名前が変更になったり、新たな参加チームがいたりと、何かしら変更点があるスーパーGTですが、2023年は昨年と比べてどのような変化があったのでしょうか?
GT500クラス・GT300クラス、それぞれの参加チームやドライバー、変更のあったポイントをご紹介していきます!
【GT500】2023年スーパーGT 参加チームとドライバー
まずは、GT500クラスの出場チームとドライバーをご紹介します!
No. | Team | Machine | Driver | Tire |
1 | TEAM IMPUL | MARELLI IMPUL Z | 平峰一貴/ベルトラン・バゲット | BS |
3 | NDDP RACING | Niterra MOTUL Z | 千代勝正/高星明誠 | MI |
8 | ARTA | ARTA MUGEN NSX-GT | 野尻智紀/大湯都史樹 | BS |
14 | TGR TEAM ENEOS ROOKIE | ENEOS X PRIME GR Supra | 大嶋和也/山下健太 | BS |
16 | ARTA | ARTA MUGEN NSX-GT | 福住仁嶺/大津弘樹 | BS |
17 | Astemo REAL RACING | Astemo NSX-GT | 塚越広大/松下信治 | BS |
19 | TGR TEAM WedsSport BANDOH | WedsSport ADVAN GR Supra | 国本雄資/阪口晴南 | YH |
23 | NISMO | MOTUL AUTECH Z | 松田次生/ロニー・クインタレッリ | MI |
24 | KONDO RACING | リアライズコーポレーション ADVAN Z | 佐々木大樹/平手晃平 | YH |
36 | TGR TEAM au TOM’S | au TOM’S GR Supra | 坪井翔/宮田莉朋 | BS |
37 | TGR TEAM Deloitte TOM’S | Deloitte TOM’S GR Supra | 笹原右京/ジュリアーノ・アレジ | BS |
38 | TGR TEAM ZENT CERUMO | ZENT CERUMO GR Supra | 立川祐路/石浦宏明 | BS |
39 | TGR TEAM SARD | DENSO KOBELCO SARD GR Supra | 関口雄飛/中山雄一 | BS |
64 | Modulo Nakajima Racing | Modulo NSX-GT | 伊沢拓也/太田格之進 | DL |
100 | TEAM KUNIMITSU | STANLEY NSX-GT | 山本尚貴/牧野任祐 | BS |
※BS:ブリヂストン YH:ヨコハマ MI:ミシュラン DL:ダンロップ
GT500は、以上15チームが出場します!
(日産Z 4チーム、トヨタGR Supra 6チーム、ホンダNSX-GT 5チーム)
スポンサーの交代に伴い車名が変更となったチームや、ドライバー交代があったチームもありますので、そちらも合わせてご紹介していきます!
変更点 Machine & Driver
今シーズンは、ARTAが2台体制でGT500クラスに参戦します!
車名は2台とも『ARTA MUGEN NSX-GT』とのことですが、2つのマシンのカラーリングは対照的で、8号車がオレンジ基調(個人的には赤に近いオレンジに見えます)、16号車がブラック基調となっているようですね。
ドライバーについては、8号車を野尻智紀選手と大湯都史樹選手が、16号車を福住仁嶺選手と大津弘樹選手がそれぞれ担当されます。
さらに! TOM’Sも大きな変更がありました。
これまでは、長年KeePerが37号車のメインスポンサーを務めてきましたが、今シーズンからは新たなメインスポンサーとしてデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社を迎え、『TGR TEAM Deloitte TOM’S』として始動します!
ドライバーはそれぞれ、36号車を坪井翔選手と宮田莉朋選手が、37号車をジュリアーノアレジ選手と笹原右京選手が担当されるとのことです。
どちらも初コンビとのことで、どんな走りをしてくれるのか楽しみですね!
変更点 Machine
スポンサーの交代に伴い、車名が変更になったチームが2つあります。
1つ目は、TEAM IMPUL。
『カルソニック IMPUL Z』で昨年のシーズンを走ったインパルですが、今シーズンはメインスポンサーの交代に伴い『MARELLI IMPUL Z』へと車名が変更されました。
80年代から長い間親しまれてきたカルソニックでしたが、今年は『マレリ』として生まれ変わります。
とは言え、カラーリングも変わらず青のままですし、ドライバーも昨年と同様に平峰一貴選手とベルトラン・バゲット選手が務めますので、チームとしては車名が変わっただけですね。
個人的にはカルソニックの名前が染み渡りすぎていて、かなり衝撃的でしたが・・・ 😆 笑
昨年堂々たるチャンピオンに輝いたインパル。
今年のレースにも期待が集まります!
さて、車名が変更になったチーム2つ目は、NDDP RACINGです。
『CRAFTSPORTS MOTUL Z』の名で知られていましたが、今シーズンからは『Niterra MOTUL Z』に変更となります!
なお、Niterraは日本特殊陶業の新たな英文商号とのことで、読み方は『ニテラ』とのこと。
こちらもドライバーは昨年と変わらず、千代勝正選手と高星明誠選手がコンビを組んでいます。
日産4チームのうち2つのチームが車名変更となり、なんだか違和感が拭えない感じもしますが・・・きっとそのうち慣れるでしょう!! 😉 笑
変更点 Driver
『Modulo NSX-GT』では選手の変更がありました!
大津弘樹選手に代わり、昨年UPGARAGE NSX GT3で活躍した太田格之進選手が起用されました。
太田格之進選手は23歳と若い選手ながらも、昨年は表彰台を2回獲得するなど実力のある選手です。
GT500、今年も見どころがいっぱいですね!!
【GT300】2023年スーパーGT 参加チームとドライバー
続いては、GT300クラスの出場チームとドライバーをご紹介します!
No. | Team | Machine | Driver | Tire |
2 | muta Racing INGING | muta Racing GR86 GT | 堤優威/平良響 | BS |
4 | GOODSMILE RACING & TeamUKYO | グッドスマイル 初音ミク AMG | 谷口信輝/片岡龍也 | YH |
5 | TEAM MACH | マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 | 冨林勇佑/松井孝允 | YH |
6 | Team LeMans | DOBOT Audi R8 LMS | 片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン | YH |
7 | BMW Team Studie x CRS | Studie BMW M4 | 荒聖治/ブルーノ・シュペングラー | MI |
9 | PACIFIC RACING TEAM | PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG | 阪口 良平/リアン・ジャトン | YH |
10 | GAINER | PONOS GAINER GT-R | 安田裕信/大草りき | DL |
11 | GAINER | GAINER TANAX GT-R | 富田竜一郎/石川京侍 | DL |
18 | TEAM UPGARAGE | UPGARAGE NSX GT3 | 小林崇志/小出峻 | YH |
20 | SHADE RACING | シェイドレーシング GR86 GT | 平中克幸/清水英志郎 | DL |
22 | R’Qs MOTOR SPORTS | アールキューズ AMG GT3 | 和田久/城内政樹 | YH |
25 | HOPPY team TSUCHIYA | HOPPY Schatz GR Supra GT | 菅波冬悟/野中誠太 | YH |
27 | Yogibo Racing | Yogibo NSX GT3 | 岩澤優吾/伊東黎明 | YH |
30 | apr | apr GR86 GT | 永井宏明/織戸学 | YH |
31 | apr | apr LC500h GT | 嵯峨宏紀/小高一斗 | BS |
48 | NILZZ Racing | 植毛ケーズフロンティア GT-R | 井田 太陽/田中 優暉 | YH |
50 | ANEST IWATA Racing with Arnage | ANEST IWATA Racing RC F GT3 | イゴール・オオムラ・フラガ/古谷悠河 | YH |
52 | 埼玉トヨペット Green Brave | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT | 吉田広樹/川合孝汰 | BS |
56 | KONDO RACING | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平 | YH |
60 | LM corsa | Syntium LMcorsa GR Supra GT | 吉本大樹/河野駿佑 | DL |
61 | R&D SPORT | SUBARU BRZ R&D SPORT | 井口卓人/山内英輝 | DL |
65 | K2 R&D LEON RACING | LEON PYRAMID AMG | 蒲生尚弥/篠原拓朗 | BS |
87 | JLOC | Bamboo Airways ランボルギーニ GT3 | 松浦孝亮/坂口夏月 | YH |
88 | JLOC | JLOC ランボルギーニ GT3 | 小暮卓史/元嶋佑弥 | YH |
96 | K-tunes Racing | K-tunes RC F GT3 | 新田守男/高木真一 | DL |
244 | Max Racing | HACHI-ICHI GR Supra GT | 佐藤公哉/三宅淳詞 | YH |
360 | TOMEI SPORTS | RANUP RIVAUX GT-R | 青木孝行/田中篤 | YH |
※BS:ブリヂストン YH:ヨコハマ MI:ミシュラン DL:ダンロップ
GT300は、以上27チームが出場します!
“快適すぎて動けなくなる魔法のソファ”でお馴染みのYogiboは、2021年、スーパーGT GT300クラスに出場しましたが、翌年2022年はGTワールドチャレンジ・アジアに挑戦し、2勝を挙げるなど活躍をみせました。
そんなYogiboが、再びGT300に戻ってきたのです!
チーム名は『Yogibo Racing』、カーナンバーは27号車、マシンはホンダNSX GT3、ドライバーは岩澤優吾選手と伊東黎明選手が担当されます。
鮮やかなブルーのマシンが疾走する姿、楽しみですね!
車名の変更やドライバーの交代があったチームは下記にまとめました!
変更点 Machine
No. | Team | 2022年(変更前) | 2023年(変更後) |
6 | Team LeMans | Team LeMans Audi R8 LMS | DOBOT Audi R8 LMS |
9 | PACIFIC RACING TEAM | PACIFIC hololive NAC Ferrari | PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG |
10 | GAINER | TANAX GAINER GT-R | PONOS GAINER GT-R |
31 | apr | apr LC500h GT | apr GR SPORT PRIUS GT |
50 | ANEST IWATA Racing with Arnage | Arnage MC86 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 |
88 | JLOC | Weibo Primez ランボルギーニ GT3 | JLOC ランボルギーニ GT3 |
変更点 Driver
No. | Team | 2022年(変更前) | 2023年(変更後) |
2 | muta Racing INGING | 加藤 寛規 | 平良 響 |
5 | TEAM MACH | 平木 玲次 | 松井 孝允 |
7 | BMW Team Studie x CRS | アウグスト・ファルフス | ブルーノ・シュペングラー |
9 | PACIFIC RACING TEAM | 木村 武史/ケイ・コッツォリーノ | 阪口 良平/リアン・ジャトン |
10 | GAINER | 富田 竜一郎 | 安田 裕信 |
11 | GAINER | 安田 裕信 | 富田 竜一郎 |
18 | TEAM UPGARAGE | 太田 格之進 | 小出 峻 |
25 | HOPPY team TSUCHIYA | 松井 孝允 | 菅波 冬悟 |
31 | apr | 中山 友貴 | 小高 一斗 |
50 | ANEST IWATA Racing with Arnage | 加納 政樹/阪口 良平 | イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河 |
56 | KONDO RACING | 藤波 清斗 | 名取 鉄平 |
毎年新鮮味があってよいですね~。ベテランチームとニューフェイスのチームが一緒に走るのも、GT300ならではの面白さですね!
昨年と何が変わった?!2023年規定変更点のポイントを解説します!
今シーズンから変更となった規定がいくつかありますので、ポイントとなる部分を抜粋してご紹介していきます。
タイヤの持ち込み数減少
スーパーGTでは、1大会(公式練習から予選、決勝終了まで)において持ち込めるタイヤの本数に決まりがあります。
今シーズンは、ドライタイヤ(乾いた路面用)が5セット(前後計4本で1セット)、ウエットタイヤ(濡れた路面用)が6セットとなりました。
これは昨年と比べて、ドライ・ウエット共に1セット減った形になります。
長距離レースの増加
Rd | 開催日 | サーキット | レース距離 | 決勝の条件 |
第1戦 | 4月15、16日 | 岡山国際サーキット | 300km | タイヤ交換の義務なし |
第2戦 | 5月3、4日 | 富士スピードウェイ | 450km | 2回の給油義務 |
第3戦 | 6月3、4日 | 鈴鹿サーキット | 450km | 2回の給油義務 |
第4戦 | 8月5、6日 | 富士スピードウェイ | 450km | 2回の給油義務 |
第5戦 | 8月26、27日 | 鈴鹿サーキット | 450km | 2回の給油義務 |
第6戦 | 9月16、17日 | スポーツランドSUGO | 300km | |
第7戦 | 10月14、15日 | オートポリス | 450km | 2回の給油義務 |
第8戦 | 11月4、5日 | モビリティリゾートもてぎ | 300km | タイヤ交換の義務なし |
今シーズンは、450㎞の決勝レースが5戦となっており、昨年より3戦も増えました!
また、450kmのレースでは最低2回の給油を伴うピットインが義務付けられています。
給油の積載量が少なくなって車両の重量が軽くなりますので、車のスピードが増してより迫力あるレースになりそうです。
更に、いつピットインする?!という重要な駆け引きも見どころになりますね。
また、長丁場のレースでは序盤で出遅れたチームが紆余曲折を経て終盤で大逆転!なんてことも珍しくありません。
記憶に新しいのは、昨年2022年の第5戦 鈴鹿サーキットでのレースですね!
最後尾からスタートしたカルソニックが、なんと前を走る14台のマシン全てを抜き、見事優勝を飾ったのです!
私はそのレースを現地で観戦していたのですが、ゴールした瞬間に客席からは自然と拍手が湧き、他チームを応援していた人もみんな一体となってカルソニックを祝福していた様子が印象深かったですね~ 😀
星野監督の「嬉し泣きした」という言葉にもグッと来ました!
今年もそんな熱いレースを期待したいですね!
スロー走行時の遵守事項
スロー走行時において、下記のような規定が制定されました。
2022年に起こったクラッシュを教訓に、以後の大会では競技前ブリーフィングで注意喚起が行なわれていた。今シーズンも安全なレース運営とドライバーの安全確保のため、この内容を競技規定の「ドライバーの遵守事項」の項目として明文化した。
ショッキングだったクラッシュ事故…
ホームストレートをスロー走行しているGT300クラスの車両に対して、高星選手がステアリングを握る39号車クラフトスポーツが接触しスピン、大破するという大きな事故でした。
このレースは中継を見ていたのですが何が起きたのか理解できないほどの衝撃で、思わず声を上げてしまったのを覚えています・・・。
高星選手の安否もしばらく分からずレースも中断となってしまうという、悲惨な状況でした。
高星選手ですが、幸いにも大きな怪我もなく、その後のレースにて無事復帰されました!よかった!
FCYの運用規定
FCY(フルコールイエロー)運用について、これまではFCY宣言と同時に「FCYボード」のみが提示されていましたが、今シーズンからは下記のような順序で運用されることになりました。
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